神保町君のメモ帳

ぶらぶら観たもの撮ったもの食べたもの 

ダークレス現像とか野毛山動物園とか

 この前野毛山動物園に行ってきた。写真とスケッチが目的。横浜駅東口から歩いて30分ぐらい。 ちょっと坂道が多いので普通はバスで行く距離かな。 でも付近の町の雰囲気も好きなのでキョロキョロしてる(あやしい)うちに着く。

行ったのは平日の午後3時頃 それでも結構人がいて、特にカップルと家族連れが多かった。当然か・・ でも、独りでカメラ抱えた人も結構多くてちょっと安心 なんとなく作業も捗る

今回カメラはデジカメではなくてフイルムカメラのEOS7にした。 「フイルム最高!画質超いい!」ってなってた時期に買いだめしたフイルムが結構残っていて、それを消費するため。 置いてたら痛むって言うし。

レッサーパンダ トラ キリン ペンギン・・ フイルムなので撮りまくりとはいかないけど、合間にスケッチ取りにながらカラー1本分モノクロ1本分撮った。

フイルムもなくなったし、「なかよし広場」でネズミさんたちとふれ合おうかと思ったら、ここは閉園より早く終わるみたい。まだ4時になったところなのに片付け

そのうち雲行きも怪しくなってきて、雷鳴も聞こえる。 もう一度トラをスケッチしようと歩いていると雨も落ちてきた。 

 

それでも描いてみたがスケッチブックが雨でヨレヨレになってきたので帰ることにした。

入場ゲート横の「なかよしショップ」見たかったけど、入りにくくて素通り 帰りはバスで横浜駅まで戻った。

 さて・・撮り終わったフイルムだけどカラーに関しては普通にお店に出した。 でもモノクロフイルムの現像はお店に出すとカラーより時間もお金もたくさんかかる。 なので、ダークレスっていう現像キットで自家現像した。

ダークレスってことは要するに暗室が要らないって事 以下簡単に解説

キット付属品:パトローネ(フイルムの外側)に付けるハンドルと液を入れるタンク それと一回分ごとに小分けにされた現像液と定着液 あとパトローネのキャップ外し

キット以外で必要なモノ:スポンジ2つ(専用品)・キッチンタイマー2つ(100均)・洗面器(100均)・フイルムクリップ・液温計(なくても可能かな)・ハサミ・他にもキッチンペーパーなどもあれば便利

原理はタンクにパトローネを入れると毛管現象で液がパトローネ内に入る。さらにハンドルを回してフイルムの巻しめ・ゆるめを行うとポンプ作用で液が循環し現像できる

手順:

  • タンクに現像液を入れる。パトローネにハンドルをセットしたものをタンクに入れて、ハンドルを時計回りに早く回す(3秒間)+反時計回りにゆっくり回す(数回転) これを「3分間」繰り返す
  • 前の工程が終わったら現像液を捨て、代わりに定着液を入れて同じ作業を今度は「4分間」行う
  • 終わったらパトローネのキャップを外して、フィルム洗浄 (洗面器を使い流水で30分前後)
  • フィルムをクリップではさんで吊るし、スポンジで水を拭き取った後乾燥させる

慣れたら簡単で今のところ失敗らしい失敗は一度もないけど、事前に前例をググってコツを幾つか調べておいた。そのうち特に注意しているのが

液温の管理は室温調整で行う

説明書には適温20℃~25℃となっていて、調整は「タンクごと温水または冷水につける」と書いてあるが、室温をその範囲に調整して、しばらく置いておく方が指定液温で安定する。

ハンドルの回し方 時計回り方向は3秒間(12回転前後)素早く回す ”反”時計回りは優しくゆっくり回して抵抗があるまで回す

説明書には時計回り方向へは「3秒間に10回」回すと書いてるけど、12回ほど回した方がいい。 といっても正確に12回ではなくて要は「10回じゃちょっと足りないからもう少し回すぞ!」ぐらいの気持ちでOK 

で、時計回りと”反”時計回りを交互に繰り返すのだけど、”反”時計回りに関してはゆっくり優しくが大切で具体的には1秒間に1.5~2回転ぐらいの速さでまわす。そして少しでも抵抗を感じたら回すのを止めてまた逆回転方向に回す。

この時優しくつまんで回してないと抵抗を感じられず回しすぎて、軸からフイルムが外れてしまう危険があるので注意!また、止まる位置・タイミングは毎回違うので慎重に

※実際の現像では上記の3秒間の時計回りの回転と”反”時計回りの回転を交互に繰り返しながら現像作業は3分間 定着作業は4分間行う

※事前に必ず練習する 練習方法はメトロノームをその速度に設定してタイミングをあわせて回すとか色々工夫次第 

現像作業から定着作業への移行は素早く

これは3分間の現像作業が終わったら液をパッと捨てて、定着液をタっとタンクに入れて、ササッと定着作業に入ればOK 

液を捨てる際にはキッチンペーパー等を置いておいて、その上に出して染み込ませると良い。次に使う定着液も空いたフィルムケースに入れておいて、手が届く位置に置いておく。そして液を入れ替えて同様の作業を今度は4分間行う

※イメージトレーニングも大切 キッチンタイマーも事前に3分と4分セットしておいてスタートボタンの位置も確認しておく などなど

と、この辺さえ抑えておけばよっぽどドジな事しない限り大きな失敗はない と言うことで出来上がった写真の一部を載せておく

ただ、自分の場合は絵の資料にするだけなので、完璧な仕上がりを求めてない 見る人が見ればダメダメな仕上がりかもしれないが・・

※安いフィルムスキャナで取り込んでいるためPC上での画質は良くない・・

ダークレス現像でとった写真

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + NEOPAN 400 PRESTO

ダークレス現像でとった写真

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + NEOPAN 400 PRESTO

ダークレス現像でとった写真

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + NEOPAN 400 PRESTO

以下カラー(普通にお店で現像

EOS 7とEF28-70mm F2.8L USMで撮影

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + SUPERIA X-TRA 400

EOS 7とEF28-70mm F2.8L USMで撮影

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + SUPERIA X-TRA 400

EOS 7とEF28-70mm F2.8L USMで撮影

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + SUPERIA X-TRA 400

EOS 7とEF28-70mm F2.8L USMで撮影

EOS 7 + EF28-70mm F2.8L USM + SUPERIA X-TRA 400

 

今回参考にしたサイト:

サイト名:すきもの屋 URL:sukimonoya.iza-yoi.net 記事名:黒白フィルムのダークレス現像キットをやってみた。 閲覧日:2011年6月6日