神保町君のメモ帳

ぶらぶら観たもの撮ったもの食べたもの 

龍子記念館と東京都写真美術館に行った

日曜日は大田区立龍子記念館と東京都写真美術館に行ってきた。

龍子記念館は去年から行きたかったんだけど、耐震工事で長期休館・・ 去年の12月にリニューアルオープンして、やっと行くことが出来た。

f:id:mihairu123:20120422123122j:plain

「リニューアルオープン名作展」と言うだけあっていつもより大作が多い様で、長辺が7メートルを超える絵が4点も出てた。その内3点が大分晩年の作品! どんだけパワーあるんだと驚いた

お気に入りは「寝釈迦」(1954 242.2×727.2cm)と「孫悟空」(1962 243.0×728.0cm)で、「寝釈迦」は伊豆の風景を釈迦が寝ている姿に見立てた作品 「孫悟空」は白い毛の悟空が如意棒もって疾走してる作品

龍子ってはじめは洋画を学んでいたらしいので、作品には西洋風の量感?と和風な装飾性が混ざってる感じで面白い

 

しかし、龍子記念館これだけ見れて200円とは得した気分~

 

お次は東京都写真美術館で「ロベール・ドアノー展」

実は写真美術館も今回がはじめて。入り口前の外壁大判写真には植田正治ロベール・ドアノーロバート・キャパ それだけでなんか感動してお腹一杯状態になりかけた

f:id:mihairu123:20120422151344j:plain

美術館外壁に飾られている「パリ市庁舎前のキス」(1950)

地下一階の展示室に行くと結構な混雑 しかも若い人多い!そしてオサレな人も(恵比寿だからか)

でも、ゆっくり見れないって程ではなく、ドアノーの写真を堪能出来た 

一番グッときたのはやはりレジスタンス活動に関わっていた時期のやつかな 戦時中のリアルな写真なんだけど陰鬱な感じはしなくて純粋に人間ってキレイだな~って思えた

特に気に入ったのは「倒れた馬、パリ」(1942)。 路上で倒れた馬を人々が囲って見てるってだけの写真。でもなんかこの先どっちに行くのかって言う不安感とかがめちゃくちゃ伝わってきた。

ところで、チケットのデザインに使われてたり、美術館の外壁にも展示されてる代表作の「パリ市庁舎前のキス」(1950) これって偶然撮れた写真じゃなくて計算された演出?写真らしい でも、だからこそすごいと思った。 偶然だろうが計算だろうが、良い物はいい

 

最後にどうでもいいこと

「洗剤OMOの広告」(1959)に写ってるワンピース着たモデルさんがタイプだ・・ 

 

今回行った展覧会:

龍子記念館「リニューアルオープン名作展」(後期)2012.3.11-2012.5.6まで

東京都写真美術館ロベール・ドアノー展」2012.3.24-2012.5.13まで