青森旅行二日目 三内丸山~県立美術館~恐山
2日目の朝は、5時ごろに起きて青森港のふ頭まで散歩しました。8月間近でも南と違って朝は半袖だと少し肌寒いぐらいで快適。青い海公園のあたりまでぷらぷらスケッチをとりながら歩いたら、結構立派な建物が多くて少しびっくりしました。ベイブリッジもあるし凄く都会的な印象。
ホテルに戻って朝食を食べたら、開館一番に着くように三内丸山遺跡へ向かい、平日一番のためか自分以外誰もいないガイドツアーに申し込み、贅沢にマンツーマンで説明を受けながら遺跡を一周しました。
次は青森県立美術館。
三内丸山からはすぐなので歩く事も出来ましたが、すでに日が上ってきて、青森にしては暑い(ガイドさん談)ので、車で移動。
美術館ではあほみたいに大きなシャガールを見たり、やっぱりあほみたいにでっかい青森犬と出会ってきました。
さて、次は予定だと恐山。
だったのですが、三内丸山のガイドさんにねぶたを見ないならせめて、ねぶたミュージアムだけでも行ったらいいとオススメされたので、青森駅近くにあるワ・ラッセへ。
初めて見るねぶたの山車は建物の中でみても迫力があり、いつか祭りの時期に行きたいと思いました。
次こそは恐山。
今回個人的に一番楽しみにしている場所。しかも宿坊を予約しているのです。
チェックインが遅くても五時という事。のんびりねぶたミュージアムで過ごして時計をみたら一時半、慌てて車で向かいました。恐山まではずっと下道なのです。
青森市から恐山まで100キロ強。
高速なくて何時間かかるんだろうと思いましたが、50キロ制限もしくは60キロ制限の快適な道がずっと続いていて無事4時には到着しました。
まずは宿坊にチェックインして夕食までの時間、境内や湖のまわりを散策し、さらに幾つかある外湯にも入りました。
因みに外湯は参拝者は自由に入れますが、宿坊の内湯に入れるのは宿泊者だけです。
散策のあとは夕食。
物凄く大きく立派な食堂に入ってみると、別の宿泊者(女性)が一人だけ。
その方の斜向かいに座り、まず「五観の偈」(食に対する感謝など)というのを案内のお坊さんと一緒に唱えてから食べます。
宿坊なので当然精進料理。でも量はかなり多い。
それなのにお坊さんは「レストランじゃないので、ササっと食べてね」と指示。
もともとそんな早食いではないうえに、お向かいさんとも話さないわけにはいかない様な気がして、「2人だけですかねぇ」「どちらから?」とか柄にもなく会話を弾ませていると、またお坊さんがあらわれて「あ、まだですかね?じゃ、もうちょっと待ちます」と急かされてしまいました。
そんなわけで、結局お向かいさんよりも大分遅れて完食しましたが、慌てて食べた上に会話にも集中していたので、味はあまり覚えていないのです。
でも、結構美味しかった様に思います。肉気がないのも気にならないぐらい。天麩羅が沢山あって油分が比較的豊富だったせいかもしれません。
食事の後は消灯時間の10時まで、真っ暗な境内をウロウロしたり、もう一度真っ暗な外湯に浸かったりと、テレビもスマホ(一応ドコモは繋がる)もない時間を楽しみました。
三日目へつづく