神保町君のメモ帳

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黒猫に会いに菱田春草展

友達に行きませんか?と誘われたので、いいですよ~と答えたのですが、実は「誰や?」状態で慌てて近美のHPで調べました。そしたら、かわいい黒猫が「見に来てや~」と誘ってました。

行ってみると、すぐに「横山大観」という字が目に飛び込んできまして、そっち系の人か・・と大観苦手な身としては、期待がグンと下がってしまったのですが、全部見てみるとそんなに大観ぽくなくて、ずっと好きなタイプの日本画でした。

春草も大観同様に朦朧体を研究したようですが、それにしては随分捉え方が違うような気がしました。

洋画の要素を上手く取り入れてる所なんかは、どっちかというと川端龍子さんを思い出しました。

特に、亡くなる前3年間ぐらいの作品が好きでした。もう、朦朧体とか日本画とか、そんな区別必要ないと思えるぐらい、自在に表現されており、春草の絵に対する純粋さや貪欲さを感じました。

さらに、そこに出てくる猫(黒も白もいました)やカラスなんかも非常にかわいくて2倍楽しめます。これが、可愛いかそうでないかで大きな違いです。

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しかも、今回は売店にもその黒猫さんがいたので、連れて帰ってきて、今はうちのモニターの上で寛いでいます。

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ぬいぐるみを売ってる展示は初めてかもしれません。

地味にぬいぐるみ好きなので、こういうグッズもありだなと思いました。

菱田春草展」:東京国立近代美術館で2014年11月3日まで