神保町君のメモ帳

ぶらぶら観たもの撮ったもの食べたもの 

町田市立国際版画美術館「版画家群像 大正・昭和のベスト・セレクション」

 タイトルは大正・昭和となってるけど、明治半ばからの「創作版画」の良品を一望出来る展示 まだまだ版画美術館は25周年で頑張ってた

 目当は恩地孝四郎とか田中恭吉あたり 初めて恩地をたっぷり観たけどやはり同時代の日本人より先を行ってたのかなと思った 

牧義夫もちょこっとあった この人版画もいいけど、やはり素描が上手い

以外と面白かったのは明治・大正の東京の情景を描いた版画群 石井柏亭の「木場」は当時の貯木場の様子が描かれていて興味深いし 織田一磨の「銀座千疋屋」も、その場所に行った事あるだけに当時と今の様子を一緒に思い描けて楽しかった。

その他気になった作品は畦地梅太郎の「法華津峠展望」 故郷の風景を描いた作品だけど、ちょっとフォーブっぽくて構図も大胆 大野五郎さんを思い出してしまった 

 さて、結構楽しめたから図録を買おうと決心 今回も売ってるのか? と少し心配になったけど、ちゃんと売っていた。

でもペラペラ・・

まぁ前回展で頑張ってたから仕方ないか、と納得して購入した

今回の展覧会:

町田市立国際版画美術館「版画家群像 大正・昭和のベスト・セレクション」2012/6/23-7/29まで