忘れないうちに感想を 「KORIN」展 「ボストン美術館 日本美術の至宝」展
根津美術館「KORIN」展 2012.5.20まで :
琳派に興味を持ったのは20代前半の頃 余り昔の事は覚えてない質なのだけど、その頃好きだった画家を思い出してみると俵屋宗達がまず浮かぶ あと琳派ではないけど伊藤若冲も
ん?自分は光琳そんなに好きでは無いのか? それでも一応日本人として見ておこうとMOAで「紅白梅林図屏風」をみた やっぱり絵画としてみたら感動しなかった
今回も同じ様な感じ 美術館での絵画の展覧会としてみると物足りない
でも、”絵画”に”工芸”に”デザイン”そんな区別がハッキリと無かった時代の人達にとっては恐ろしく洒落たモノだったんだろうな~と思った 逆に、「デザインぽいな~」とか、「これは工芸」って区別しちゃう現代人の方が損してるのかも
一般の人よりちょこっと純日本的なモノに親しんでいる身としては、静かな畳の部屋で正座をしてじっくり向きあってみたくなった 無理だけど・・
東京国立博物館「ボストン美術館 日本美術の至宝」展 2012.6.10まで :
人混み嫌いなのだが、混雑した展覧会でここまで楽しめたのは久しぶりかも すごいよかった
分野も時代も多岐にわたってたけど、どれもセンスが良くて 量より質を重視した展示 作家名を見る前にまず画面に引きつけられて、その後「この人こんなモノも描いてるんだ~」そんな発見が結構あった 光琳の「松島図屏風」とか狩野芳崖の「江流百里図」とかすごく良かった
そして最後の曾我蕭白 多分ちゃんとじっくり見るのは初めて 何より・・線にビックリ なんと濁りなく濃淡もない線なの! でっかいGペンで描いてるのか?? 他の画家より奥行き的にもう一段前面を使ってる感じ 「雲龍図」何故か顔より手や雲?の表現にしびれた
千葉市立も行きたいな~
因みにmfaのサイトでコレクションの画像をじっくりみれる
www.mfa.org/に行ってcollections → MFA images → search collections で検索
結構拡大も出来てオススメ