神保町君のメモ帳

ぶらぶら観たもの撮ったもの食べたもの 

さあ京都へ

行こうっかな〜って言っていたのに、行きませんでした。 帰省中の実家から決して遠い訳ではないのですが、「人が多いだろう」「見たい所多くて絞れない」など見えないバリアがあるようで、結局高速道路で通過したのみになりました。

その代わりに、地味な所に沢山行ったような気がします。

まずは西脇市岡之山美術館。去年ここでやってるサムホール大賞(絵のコンクール)に出して落ちたのですが、結構近いし下見も兼ねて行ってまいりました。

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中国自動車道の滝野社ICからすぐの「日本へそ公園」内にあって、日本の中心にある美術館です。でもものすごく小さいです。里山的な空気に包まれた小さくてかわいらしい美術館、そんな感じです。

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展示は「重力の恩寵ー篠田守男展」でした。鉄を使った立体作品でしたが、2本の支柱にワイヤを張って、その張力で未来のマンション的な構造物を宙に浮かせていたりと、メタリックで宇宙的でSF好きにとっては好感のもてる展示でした。

お次は、その日本のへそから東へ30分ほど、京都ほどではないでしょうが、なかなかの紅葉を見ながらドライブして、兵庫陶芸美術館へ。

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ここは結構新しい美術館です。「陶芸の魅力×アートのドキドキ」を見ました。

ピカソやミロから奈良美智やイケムラレイコなど最近の作家さんまでの陶芸作品を集めた展示です。陶芸って表現の幅がこんなにも広いのか!と驚かされました。特に写実的な作品、革靴や漫画雑誌などを陶でリアルに再現してる作品なんかは、普通に「あれ?陶芸展なのに革靴置いてはるは・・」と通り過ぎたあと、2度見して確認してしまいました。

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また、この美術館、カフェレストランのお食事とケーキも大変美味しいです。オススメです。

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3つ目は伊丹市立美術館。上の二つとは別の日に行きました。近くに住んでいたのに、なんと一度も行ったことがないと気づき、芦屋市立美術博物館のゲンビ展をやめ伊丹の「ベン・シャーン展 線の魔術師」に行って来ました。

ここ、非常に建物が素敵です。外観は酒蔵か?って感じの日本的なものです。周りの建物も含めて良いな〜と思っていたら、「みやのまえ文化の郷」という文化ゾーンのようで、国の重要文化財になってる建物もあるみたいです。

ベン・シャーンの展示ですが、初期のデッサンや油絵から始まっているお陰で、元々技術が高い人の表現が単純な線描中心に変わっていく様子が見て取れて、とても良かったです。

結構好きな具体美術関係の作品が見られる芦屋へ行かないで、こっちにして良かったなぁ〜と思いました。最近線の素敵な人が好きなのかもしれません。

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以上、兵庫の地味な?美術館3つでした。