神保町君のメモ帳

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山種美術館「福田平八郎と日本画モダン」(後期)

 後期は行くつもり無かったのに、友達の御茶ノ水子が「どこか美術館行きましょう」って言うから行ってきた

前期と後期の入れ替え作品を全然意識しないでみたから、「漣」がなくなって「雨」が新たに展示されてるのはわかってたけど、それ以外は曖昧なまま

でも目録を見たら「良いな~前期こんなのあったっけ?」って感じた作品はちゃんと後期展示の作品だった よかった・・

 特に気に入ったのは川端龍子の「五鱗」 5匹の鯉が井戸端会議中? 画面上部の水のゆらぎを表現した描写も好き やっぱ龍子好きだ

他にも前田青邨の「おぼこ」も構図面白いし 中村岳陵の「緑影」も涼しげな色と構図で今の季節にピッタリ

あれ?魚の登場する作品ばかりだな・・ 一緒にいった御茶ノ水子も福田平八郎の「鮎」他、魚の絵を評価してた。 あ、この子は刺身が好物だからか・・ 

それは兎も角、こういう展示を友達とみてお互い好きな絵を出し合うのって凄く大切だなと感じた。一人だとどうしても無意識に自分の好みだけでより分けてしまう。でも、人の意見を聞くともう一度違う視点から見直せる。 簡単な「これが好き」って言う感想だけでも、ほんとありがたい。

 最後に「雨」の感想 正直全然期待してなかったけど、よかった。 これもやっぱりいまの季節にピッタリ でもそう感じるのは日本人だから? 世代や育った環境で感じ方変わるだろうなと思った。

今回の展覧会:

山種美術館「福田平八郎と日本画モダン」(後期)2012/5/26-2012/7/22まで